こんにちは!
マレーシア在住のかずなみファミリーです!
前回の記事は、マレーシア移住におけるビザの種類についてお話しました。
今回は、その中から私たちが「デジタルノマドビザ」を選び、実際にどのようにビザを申請し、取得に至ったのか、その具体的な流れを皆さんにご紹介したいと思います。
私たちは、2023年の1月から移住に向けて動き始め、同年9月に無事ビザが承認され、12月に晴れてマレーシアに移住することができました。
エージェントなしで個人でビザを取得したので、大変ではありましたが、同じようにデジタルノマドビザでの移住を考えている方の参考になれば嬉しいです。
マレーシア移住のスケジュール

まずは、私たちがどのようなスケジュールで移住を進めていったのか、大まかな流れをご紹介します。
2023年1月:ビザの種類を検討し、デジタルノマドビザでの移住を決意
2月:デジタルノマドビザの要件を満たすための準備を開始
3月:マレーシアへの下見旅行の準備
4月:マレーシアの環境を視察、保育園見学
5月~6月:デジタルノマドビザの申請書類を準備
7月:オンラインビザ申請
9月:ビザ承認
11月:ビザ承認後に必要な手続き
12月:マレーシアに入国、ビザ取得
申請に必要なもの
デジタルノマドビザの申請には、以下の書類を準備する必要があります。
1.パスポートのコピー(全ページ) 申請人数分 残存有効期間が14ヶ月以上、6ページ以上の空白ページがあること |
2.職歴経歴書(英語) 今までの職歴が書かれたもの |
3.直近3ヶ月の銀行口座の取引明細などの年収を証明できるもの(英語) |
4.プロジェクト契約書や雇用契約書(英語) |
5. 無犯罪証明書 |
6. 最終学歴卒業証明書(英語) |
7. パーソナルボンド(身元保証書) |
8. マレーシアで有効な医療保険加入証明書 |
9. マレーシアの納税番号登録証 |
10. 証明写真 |
職務経歴書は、海外のテンプレートなどを参考に作成しました。
銀行の取引明細などは、翻訳業者に英訳を依頼し、翻訳証明、公証印、外務省認証を取得する必要があります。
最終学歴卒業証明書は、母校のウェブサイトからオンラインで申請し、取得しました。
翻訳したり、領事認証したりと必要書類が揃うまでに数か月かかりました。
余裕を持って準備することをおすすめします。
オンラインビザ申請

書類が揃ったら、いよいよオンラインでの申請です。
「DE Rantauポータル」からアカウントを作成し、必要事項を入力、準備した書類をアップロードします。
申請から2週間ほどで、MDEC(マレーシアデジタル経済公社)から情報の修正依頼が英文で届きました。
以下の点について対応しました。
- 希望する滞在期間(3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月から選択)を指定
- 複数の業務内容を一つの契約書にまとめていたため、それぞれ分割してアップロード
- 最新6ヶ月間の請求書と銀行取引明細書のアップロード
※直近3ヶ月の銀行口座の取引明細が要件でしたが、なぜか6ヶ月分の明細を求められました・・・
特に注意が必要だったのは、MDECから契約相手に申請内容の事実確認と返信を求めるメールが送られました。
このメールはGmailの迷惑メールフォルダに届いていたため、見落としてしまう可能性があるため、こまめに確認することが重要でした。
その後も、取引先のウェブサイトや事業内容、自身の仕事内容などについて、何度も追加の質問にメールで回答しました。
途中、MDECとのやりとりがパタッと止まったりするので、何度も何度もメールしてプッシュしまくりました笑
ビザ承認

約2ヶ月間の審査期間を経て、9月に突然「承認されました」というメールが届き、めちゃくちゃ飛び跳ねて喜びまくりました。
ついに、マレーシア移住が現実的になった瞬間でした。
しかし、ビザを受け取るためには、さらにいくつかの手続きが必要でした・・・
- 保証金の支払い
- シングルエントリービザ(eVisa)の申請・取得
- マレーシアで有効な医療または旅行保険への加入、保険証券の提出
- マレーシアの税務署に登録して納税番号の発行
などなど、他にも諸々手続きがあり、
これらの手続きを完了するのに、2ヶ月ほどかかってしまいました。
事前にこれらの情報を知っていれば、承認メールを待っている間に準備を進めることができたので、もっとスムーズに進められたかもしれません。

承認おめでとうメール見て喜んだのも束の間、
想定外タスクの量に驚いたよね(笑)

そうそう(笑)
え、なにこれ、どんなけ時間かかるの?
って感じだったね
申請時の注意点
私たちの経験からデジタルノマドビザの取得を考えている方に申請時の注意点をお伝えします。
- 証明や契約書類の準備には時間がかかる場合があるので、早めの準備を
- MDECからの重要な連絡が迷惑メールに振り分けられている可能性がある
- 申請条件や手続きは変更される可能性があるので、必ずMDECの公式サイトで最新情報を確認
- 申請したらMDECに何度もプッシュすると良い
まとめ
マレーシアのデジタルノマドビザは、私たちのような場所に縛られない働き方をしている家族にとって、海外移住を実現するための素晴らしい選択肢です。
今回私たちは、エージェントを使わずにビザ申請、取得をしました。
時間と手間はかかりますが、個人でも取得できることを経験できました。
もし、海外移住やデジタルノマドビザの申請についてもっと詳しく知りたい、個別の相談などがあれば、私たちの経験から何かアドバイスや役立つ情報がお伝えできるかもしれないので、お気軽に公式LINEよりお問い合わせください。
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